大学受験の勉強や高校の授業で困ったときは - 塾講師が教える受験勉強のコツや勉強法

0章 塾講師の思考と行動

 

 

塾講師のアルバイトの教え方、マインド編です。

 

 

0章 思考と行動

 

 

「○○に合格するにはこの教材をやればいい」という言葉の意味まで考えたことがあるだろうか。

 

 

人はどうしても短絡的な解決方法を求める傾向がある。
生徒も講師も「○○のためには?すればいい」という“答え”を欲しがる。
教える側も自分の経験に沿って「これをすればいいよ」と親切心で教える。
教えられた人は喜んでそれを実践し、終えると、次の“答え”を求める。
“答え”の探し方を知らないから、人に聞くしかない。
これをループし続けることが悪くなくともベストではないことは想像に難くない。

 

 

何か行動をすれば、結果が伴う。
行動とは何か結果を“起こさせる”ために存在する。
結果が出ないのは行動が悪いからだとも言える。
しかしまったく同じ行動をしても違う結果を生むことがある。これは思考の違いである。

 

 

行動には、必ずそれに伴って背景となる思考がある。
なぜその行動をするに至ったのか、何を意識して行動すべきなのか、そうすれば何が起こるのか、これらは全て思考である。
「人の真似をして学べ」とはよく言われるが、「猿真似」という言葉から、単に行動だけ真似をしてもダメで、思考を真似て学ぶことが大切なことがわかる

 

 

「○○大学に受かるにはチャート式が必要」だとしよう。
これはチャート式の問題が解ける頃には合格できるというのは正しいが、チャート式を闇雲に解けば受かるという意味ではない
チャート式の問題を解けるようにするために、どんな勉強をすればいいのか、どの程度のペースで進めるべきか、本人の現状に応じて考える必要がある。
要は思考が欠かせない。

 

 

この冊子には、10年間で学び得た限りの塾講師のいろはを全て残そうと試みたが、そのためにはどうしても思考回路を残さずにはいられなかった。
結果、どの章も思考→行動の流れで書くように努力した。
“答え”を探して読む人のために章題から探して読めるようにしたが、前から順に読めば思考回路ベースで私の指導方針を理解できるはずである。
決してこの内容が唯一の正解というわけではないので、必要な部分、共感できる部分だけを自分の中に取り込んで、自分流の指導を確立してもらえれば幸いだ。
リーダーをはじめとする指導者も、自分の頭を再整理することで、より下の教育に説得力が出るはずである。

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