偏差値70越えって上位何%?
偏差値で大学のレベルや、自分の学力を量っているのに、実際偏差値いくらだとどれ程スゴイのか知らない方がほとんどではないかと思います。
偏差値50から60に上げるのと、60から70に上げるのはどちらが難しいのでしょうか?
そもそも偏差値70とは上位何%なのでしょうか?
偏差値70の凄さについて解説します。
これは、大学受験生の成績が「標準正規分布」というものに従うと仮定すると、算出することができます。
(標準正規分布が何かわからなくても大丈夫なので、安心してください)
偏差値60で上位15.9%、偏差値70で上位2.3%
タイトルの通りですが、偏差値60で上位15.9%の位置、偏差値70で上位2.3%の位置にいることになります。
例えば1000人生徒がいる学校で、偏差値70以上は23人いる計算です。
センター試験を受ける人数は毎年50万人くらいなので、そのうち偏差値70以上は12000人くらいでしょうか。
多いと思うか少ないと思うかは自由です。
さて、詳しい算出方法は省略しますが、これは統計学の標準正規分布と標準偏差についての関係から明らかになります。
ちなみに、偏差値50でちょうど50%の位置になることから、偏差値50から60の間には全体の34.1%が含まれることもわかります。
(正確には、この34.1%が先に算出されることで、偏差値60以上が何%かがわかるため、求まる順番は逆ですが…)
まとめると、
偏差値50〜59:全体の34.1%
偏差値60〜69:全体の13.6%
偏差値70以上:全体の2.3%
となります。
ちなみに、偏差値70の大学となると、国公立理系であれば大体が医学部です。
また、非常に稀なのですが、偏差値80以上は上位0.1%の集団にあたります。
センター試験受験者50万人中、500人の選ばれし者ですね、さすがにかなりすごいです。
こんな集団に入るのは難しいですが、「何故勉強時間を確保しているのに点数が上がらないのか」で紹介したようにきちんと計画を立てて勉強すれば、上位偏差値に入るのは難しくありません!
「理系と文系の偏差値は違う」の記事と、「国公立大学と私立大学の偏差値は違う」の記事ではより詳しく偏差値について解説しています。
良ければぜひ読んでみてください。
偏差値以外の面から大学を見ることも大切
大学について調べるとき、偏差値だけで大学を判断するのはオススメできません。
その一つ一つの大学には個性があります。
同じ偏差値の大学でも、就職率が違ったり、食堂がキレイだったり、いろんなところが違うのです。
他にも、数字では表せないような特徴が、いろいろなところにあります。
例えば、大阪大学と神戸大学では、偏差値上の差はそれほどありません。
しかし、通っている大学生の雰囲気は結構異なります。
近くにある私立大学の数が違ったりして、サークルなどの雰囲気もガラッと変わるのです。
こうした情報は、肌感覚でわかることなので、数字では絶対に分かりません。
偏差値だけで大学を決めていると、「やっぱりあっちの大学にしておけばよかった…」と後悔することも珍しくありません。
皆さんはそうならないために、実際にオープンキャンパスに行くなどして、雰囲気を掴んでほしいです。
実際に行くことが難しければ、『大学図鑑』という書籍もオススメです。
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また、学部によってどんな大学生活になるのかイメージするには、『大学の学科図鑑』なども分かりやすいです。
いろんな情報を集めて、悔いのない大学受験をしてください。
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