私立大学の公募推薦入試、いつから勉強する?
大学入試といえば一般入試を想定する人も多いですが、公募推薦入試を受験する人も相当多いです。
公募推薦の場合はどのような勉強スケジュールを立てればいいのでしょうか。
公募推薦入試とは
推薦と書いていますが、内申や業績などは特に必要ありません。
公募推薦入試は、簡単に言えば一般入試よりも少し時期の早い普通の入試です。
一般入試が1?2月にあるのに対し、公募推薦入試の多くは10?11月にあります。
また、一般入試よりも問題が簡単だったり、科目数が少なかったりと、比較的狙いやすい入試形式であると言えます。
関西圏であれば、産近甲龍レベルくらいまでの多くの大学が実施しているので、志望校がもし公募推薦入試を実施している場合は、合格できるチャンスが増えることになります。
いつから勉強すればいい?
先ほど述べた通り、一般入試よりも早い時期にあるため、勉強スケジュールも3ヶ月程前倒しで進めると合格率が上がります。
高3の4月の時点では既に半年程度しか時間が残っていないため、学年が変わってから受験生気分になっているようでは出遅れていると考えてください。
勉強習慣がきちんと身につくには時間がかかりますし、5月は学校行事があることも多く、なかなか勉強が進まずに夏になってしまいます。
1年計画で勉強するのであれば、11月。
つまり、ハロウィンが終わって、11/11に細長いお菓子を買い漁る時期にスタートすることになります。
高2の2学期ですね。
年明けにスタートすれば残り10ヶ月ですが、4?5月の模試で成果を出すには最低でもこの時期には行動に移していないといけません。
これがおおよその受験スケジュールです。
夏休みが終わって間もなく入試が始まることがわかると思います。
基礎を固める期間と、入試レベルの問題で実践的に演習していく期間を分けて考えると、勉強のスケジュールは次のようになると思います。
4月からしか表示していませんが、勿論冬には勉強を始める前提の図です。(矢印の頭は途切れていますよね)
高3になってからでも間に合う?
3年生になってから1年間頑張ろうと思っていたら、実際には半年しか残っていなかった場合はどうするのか。
まだ諦めるには早いです。
公募推薦入試は科目数が少ない大学も多く、また難易度も一般入試よりも低いことが多いです。
少し厳しいかもしれませんが、4?7月の間に出題される全範囲の基本を見直しましょう。
5月の学校行事や6月の定期試験に惑わされず、きちんとコツコツ勉強してください。
8月全部使い切ってでもそれらを定着させられれば、夏休み明けから赤本(過去問)に取り組めます。
出題される問題がどれくらいのレベルなのかをきちんと把握して、無駄に難しい問題に取り組んだりしなければ間に合いますので、諦めずに今日から勉強を始めましょう。
出題されないような問題には手を出さず、必要最低限のことをやるのが重要です。