将来何をしたいか、まだわからない人へ
「将来、何をしたいんだろう?」
学校や塾での進路調査があるとき、皆さん一度は考えるのではないでしょうか。
大学で何を学んで、将来どのような仕事に就くのか。
はたまた、自分でビジネス分野を切り開いて、会社を興すのか。
大学や研究所で、研究を続けて学問の発展に貢献するのか。
「そんなのわからない」といっても、志望する学部は決めないといけません。
夢は、考えるものではない
将来についての自分の夢は何だろうか、と机に向かって考えても答えが出ることはありません。
やりたいことや行きたい学部、志望校を見つけるために一番間違った方法が、「考える」なのです。
考えていても、何もわからない自分に嫌気がさしたり、色んな考えの中で迷子になってしまうだけ、という結果が待っていることが多いです。
本当にやりたいことや将来の夢は、誰に言われるでもなく勝手に心の底から湧きあがってくるものだからです。
学校の下校時や、友達と遊んでいる間、お風呂に入っている間なんかに、ふと浮かび上がってきてワクワクするようなこと、それが夢や期待です。
探さないといけない、というような強制感のあるプレッシャーの下では、そのような想像力はなかなか働きにくいのです。
そんなものは、私には無い、と思ったかもしれません。
ではどうすればいいのでしょうか。
実際に経験しないと、やりたいかどうかわからない
やりたいことや将来の夢を見つけるための方法、それは経験に他ありません。
一度体感してみて、そこで初めて面白いかそうでないか判断することができるのです。
何もやりたいことが無い、ということは、まだやりたいと思うようなことを体感していないということです。
本当にやりたいことが見つかるまでは、色々なことに手を伸ばしてみる必要があります。
こんなの大して面白くなさそう、と思っていたのに、やってみたらハマってしまった経験はありませんか?
食わず嫌いにならず、様々な経験を積む中で、初めて自分にとっての夢ややりたいことが見つかります。
その経験のための場の一例が、オープンキャンパスです。
学部の扱っている内容は勿論、大学の雰囲気や施設・設備などを、自分の目や耳で感じることができる絶好の機会です。
漠然とこんな感じかなぁとしか思っていなかったのに、絶対にこの学部に行きたい!となった人もいますし、
逆に自分のことを理系だと思っていたけれども、心理学の世界に引き込まれてしまったような人も知っています。
ちなみに私は前者のタイプでした。
オープンキャンパスだけに限った話ではありません。
日頃自分を取り囲む環境、様々な店や商売、ビジネス、人付き合いやイベント。
それらに改めて注意を向けてみると、実は知らないところで色んな経験をしているはずです。
少し感性を上げて、もう少し日々を意識的に過ごしてみるのも、悪くないと思います。