大学受験の勉強や高校の授業で困ったときは - 塾講師が教える受験勉強のコツや勉強法

4章 塾講師の指導の思考

 

 

塾講師のアルバイトの教え方、マインド編です。

 

 

4章 指導の思考

 

111/112に影響を与えよ

 

塾の授業など、生徒の生活のごく一部に過ぎない。
一週間に一回、90分授業をしたところで、それは週のうち1/112の時間しか占めていない。
1%未満である。

 

 

1%未満の時間だけを勉強に割いても足りないのは、当たり前のことだ
この割合を増やさなければならない。

 

 

“指導”とは、残りの111/112に影響を与えることである。
あらゆる影響力や訴求力を駆使して塾以外の時間に変化を与えないと、勉強時間は足りない。
指導が必要なのはそのためである。
動画授業の最大の欠点はこの“指導”が不足しがちな点である。
わかりやすい動画授業に勝つには、この“指導”を鍛えればよい

 

 

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影響を与える手段を多く持つ

 

宿題を課す勉強するよう説得する叱る、これらは全て別の“行動”だが、“思考”としては同じだ。
授業時間外の勉強を促している。

 

 

逆を言えば、影響を与えられるのであれば、一つの方法にこだわる必要はない。
叱るしか能がないようではいけない。
手札は多いほうがいい。
年数を重ねれば、徐々に手札を増やさなければならない。

 

 

生徒によっては、“行動”に相性がある。
叱って伸びるタイプもいれば、叱ったら逆効果なタイプもいる。
叱ることに拘っていては、相性の悪い生徒が勉強することはない。
生徒と講師の相性とは、生徒のタイプと講師の持つ手札との相性である。
手札が多ければ相性勝ちすることも多い

 

 

チームとして指導する

 

そもそも講師と手札の相性もあるので、全ての手札を用意することは難しい。
スポーツでも全ての守備位置を守ることは困難だ。

 

 

だからチームに頼る

 

 

他の講師に手札を切ってもらう。
自分からは指導できなくても、どこかから影響を与えられているのであればいい
講師間のコミュニケーションが必要なのはこのためだ。
連携が悪いと、フォーメーションに穴が出来る。
穴を突破されれば、生徒は勉強から逃げ続けてしまう。

 

 

毅然とした態度も指導力(影響力)である

 

生徒が勉強しようという気になるのは、何もネガティブな感情からばかりではない。
この先生に付いていこうと思わせることが出来れば、何も言わずとも勝手に火が付く子も、稀にだがいる。

 

 

重要な要素として、塾講師としての風格がある。
声や口調、立ち姿などもこれに含まれる。
毅然とした態度で堂々と教えられるだけでも、「すごそう」と思ってもらえるものだ。
自信のある態度での指導や解説を心掛ければ、心に響きやすい。
これもれっきとした影響力である。

 

 

話す内容が正しいか間違っているかに問わず、自信を持って堂々と接すれば、相手を行動させることができる
正しいのに越したことはない。
だが、間違いを恐れて弱々しく指導しても、相手の行動は変わらない

 

 

何を隠そうこの文章もそのつもりで書いている。
持論が間違っているかどうかは気にしない。
行動してもらえるのであればそれでいい。
丁寧語を選ばなかったのもそのためだ。

 


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