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英単語の暗記に時間を割いてはいけない

 

ここでは英単語の学習方法について説明していきます。

 

 

英単語は書いてはいけない

 

皆さんは英単語の学習をどのように行っているでしょうか?

 

よくある学習方法が、英単語とその意味をひたすらノートやルーズリーフなどに書いて覚える方法です。

 

しかし、この学習方法、実はとても効率が悪い上に、効果があまりありません

 

ここでいう効果とは、あくまでも大学受験においての有効性ということに限定させていただきます。

 

実は大学受験では英語を書けることよりも、圧倒的に、英語を読めることの能力を求められます

 

センター試験ではマーク式で、私立大学もマーク式回答のものが大多数です。

 

つまり、英単語の綴りを覚えるメリットがかなり希薄なのです。

 

この点を見落としているが故に、多くの受験生が英単語学習に膨大な時間を費やしてしまいます。

 

受験する大学のレベルにもよりますが、センター試験や中堅私立大学レベルであれば、駿台文庫のシステム英単語で2章(〜1200)までは最低限覚えなければいけません。

 

1200個もの単語を覚えるのには、かなり時間がかかります。

 

何しろ1単語3秒ずつ勉強しても1時間もかかる計算ですから。

 

こんな量を書いて覚えるのなんて、無茶だと思いませんか?

 

一つの単語の綴りと訳を書くのに15秒かけたとして、1200個だと5時間です。覚えるために反復して何度も書いて30秒かかったら、10時間かかります。

 

しかもこの方法だと、それぞれの単語に一回ずつしか触れていないために記憶の定着も悪く、2週間も経ったら90%は忘れているのではないでしょうか?

 

確かに国公立受験などでは英作文をする機会もあるため、書くことを求められる人もいます。

 

しかし、センター試験レベルの英文を完璧に読めない人が英作文、しかも国公立レベルのものに取り組むのは無謀ではないでしょうか?

 

まずは読めるようになることに労力を費やしましょう。

 

 

英単語はまず和訳を完璧にする

 

具体的に何をすればいいのか、それは、とにかく英語→日本語の変換を訓練することです。

 

目標は、英単語を英語のまま理解できるようになることです。

 

英語のまま理解するとは、つまり、dog(犬)やlibrary(図書館)などのように訳をしなくとも意味がわかるレベルにするということです。

 

これらの単語を見たとき、わざわざ日本語に戻したりしなくても意味はわかりますよね?

 

しかしこれはあくまでも理想ですので、英単語を見て日本語訳がすらすら出てくるレベルでも十分結構です。

 

 

完璧主義になりすぎない

 

英単語はどれだけ頑張って覚えても必ず忘れます

 

人間の記憶力には限界がありますから、これは仕方のないことです。

 

それにもかかわらず、毎回全ての単語を100%覚えてから進んでいては、いつまで経っても全て覚えることはできません。

 

100個単語があれば、50個くらいは覚えやすいものがあると思います。

 

それらの単語を先に覚えていけば、ストレスも減りますし、何より効果に出るのがとても速いです。

 

ですので、単語帳の単語を覚えるときには、前から全部完璧にというようにはしないようにしましょう。

具体的にどのような英単語学習をするか

 

ここからが本題です。

 

ここでは、先程申し上げた1200単語を覚えることを基準にお話しさせていただきます。

 

また私は授業では駿台文庫のシステム英単語を用いているのでそれに沿った説明になりますが、他の単語帳でも同じようにできると思います。

 

まず、英単語を覚えるためには、とことん質より量を求めてください。

 

量を追求した学習を行えば、脳には長期記憶として蓄積されます。

 

例えば、受験を経験した高校生であれば、schoolの綴りを間違えることはほとんどありません。

 

これは、この特定の単語を練習したからではなく、単純に見る回数がとてつもなく多いからです。
先程言った通り、目標はこのような中学レベルの単語と同等の定着をさせることなので、それ相応の回数をこなさないといけません。

 

私が自分の生徒にしてもらっている方法は以下の通りです。

 

 

1〜100の単語の単語と和訳だけをひたすら何度も見てもらう。

 

この際、1つの単語にかけていい時間は3秒〜長くて5秒

 

学習が中途半端に終わったとしても、次はまた最初から読む。
(例えば45まで読んで中断したとき、46からではなく1から読む)

 

一週間経ったらその範囲の単語のうち20個をランダムに和訳テストする。

 

合格(満点)したら次の100個、不合格なら再度同じ範囲を次回までに学習してくる。

 

これだけです。

 

単純ですが、これらには意味がありますのでそのまま行わないと効果が薄れてしまいます。

 

3秒は短くないかとよく生徒にも言われますが、実際にやってみればわかっていただけると思います。

 

increase : 増える ; 〜を増やす

 

単語と訳を読むのに3秒もかけてみると、むしろ長いことが分かってもらえると思います。

 

生徒に聞いたところ、5回目なんかに読むときには慣れてきて、2秒や1秒で読めてしまうようです。

 

この方法のメリットを順に挙げていきますと、

 

一周するのに5分(3×100=300秒)しかかからず、隙間の時間でできる。

 

ノートなど書くための媒体が必要でないので、電車などどこでもできる。

 

テストが合格しやすいため、次々と進むことが出来る。

 

@とAがこの方法の一番のポイントです。

 

書く学習だったり時間がかかる方法であると、前もって下準備であったり余計な時間と気合が必要です。

 

特に私自身はそうなのですが、机につかないといけない学習は、「さぁやるぞ!」という勢いが無いとできません

 

もっと言うと、やる気が低迷してるときには100%できません

 

そうではなく、空いた時間の5分で軽い気持ちでやっていい程度にしておくことが重要です。

 

ただし反復が重要ですので、一日に何度か行ってもらわないと意味がありません。

 

例えば電車通学の人であれば、電車に乗ったらとりあえず一周読む、というルールを決めておけば絶対に2回は確保できます。

 

気軽にやることが重要なので、朝眠いときは諦めてしまう日があっても構いません。

 

嫌になってまったくやらなくなるよりはるかにマシですから。

 

またBの20単語テストについては反論があると思いますが、これにもちゃんと意味があります。

 

100単語もあれば、すぐに頭に入る単語と何回見ても忘れてしまう、覚えられない単語があります

 

私たちが目指さないといけないゴールは100個ではなく1200個なので、100個中の覚えにくい3個のために足踏みしている場合ではありません

 

100個完璧に覚えるよりも、300個のうち覚えやすい150個を覚える方が簡単です。

 

とは言え、スカスカの状態で次に進まれても困りますから、満点でないと合格にはしませんし、合格するまでは何度も同じ範囲のテストを繰り返します。

 

更に、これは私なりの工夫ですが、テスト範囲は何度か以前の内容を含むようになっています。

 

具体的には以下のように進行します。

 

1〜100、101〜200、201〜300
1〜300

 

301〜400、401〜500、501〜600
301〜600

 

1〜600

 

601〜700、701〜800、801〜900
601〜900

 

901〜1000、1001〜1100、1101〜1200
901〜1200

 

601〜1200

 

1〜1200

 

青字赤字の範囲については、2連続合格をしないと先に進めません。

 

(連続でないといけないので、○→×→○ではもう一度○でないと進めません)

 

赤字の範囲については厳しそうに見えますが、それまで指導した通り真面目に学習してきた生徒は、それほど復習をしなくても合格しています

 

繰り返しますが、何度も回数を重ねることが目的ですので、テストに合格しない場合、更に回数を重ねてきてもらいます。

 

この方法で今まで何人もの生徒が1200個の単語を覚えているので、よければ実践してみてください。

 

 

 

他にも、次のページなどを読んでいただけると、更に勉強方法を理解できると思います。
勉強時間を作るためのたった一つの簡単な方法
何故勉強時間を確保しているのに点数が上がらないのか


 



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